自転車のチューブレスタイヤのパンク修理は、どうやって直すのか、意外と分かりませんよね。
チューブのパンク修理と違って、ちょっとしたコツが2つ必要になります。よろしければぜひ参考にしてくださいね。
- 自転車のチューブレスタイヤのパンク
- パンク修理(手順1)「コツ1」穴の開いた個所を見つけて印をつける
- パンク修理(手順2)タイヤを外す
- パンク修理(手順3)パッチを貼る
- パンク修理(手順4)「コツ2」タイヤをリムにしっかり落とす
- サイクリング中でのパンク修理についての注意事項
- 裏ワザ(?)
- 瞬間パンク修理剤:IRC FAST RESPAWN (ファストリスポーン)
【広告】
自転車のチューブレスタイヤのパンク
今までパンクなどしたことなかったのに、最近は立て続けにパンクしてしまった。
チューブレスタイヤのパンクでも、出先の場合はチューブを持参して、チューブを入れるようにします。
時間に余裕があるときは、その場でパンク修理をすることも可能ですが、場合によっては、タイヤが上がってこない可能性もあるので、自宅で修理することが望ましいでしょう。
チューブレスタイヤだからと言って、特別に必要になるものは無く、以下のような普通のパンク修理キットを持参していれば、修理は可能です。
上の写真は私がいつも持っているパンク修理キットです。
16mmパッチ6枚、ヤスリ、ゴムのりが入っています。
※黄色の画鋲は自分で入れました。理由は後から説明します。
チューブレスタイヤの場合は、画鋲が刺さったような小さな穴が開いたパンクですと、クリンチャーと違って空気がゆっくりと抜けていくので、パンクしてもすぐに気づかないという事があります。コーナーでズリッとなってびっくりして気づく感じです。しかも、タイヤを外してパンク修理をしようにも、すぐにパンク個所はわかりません。
パンク修理(手順1)「コツ1」穴の開いた個所を見つけて印をつける
クリンチャーと違いチューブレスの場合は、タイヤを外さずに、そのまま空気を入れて穴の開いた個所を探します。刺さっているものがあれば取り除き、そこに画鋲を刺しておきます。(タイヤを外した時に穴の開いた個所が分からなくなるので私の場合はこうしていますが、白マジックで印をつけておいても良いでしょう。)
パンク修理(手順2)タイヤを外す
タイヤを外して内部を見ると、画鋲の針が貫通していますね。これでパンク修理すべき箇所がはっきりと分かります。
タイヤをはずすには、タイヤレバーを使います。チューブレス専用のレバーがあれば安心ですよ。
パンク修理(手順3)パッチを貼る
画鋲を抜いて、穴の開いた個所のあたりをヤスリで磨き、ゴムのりを薄く塗ります。このゴムのりは速乾性なので、すぐさまパッチを貼ってしまいます。
パッチを貼ったら、タイヤレバーなどを使って圧着します。
パンク修理(手順4)「コツ2」タイヤをリムにしっかり落とす
タイヤをリムに取り付けて空気を入れますが、ここで「コツ2」です。タイヤがしっかりとリムに落ちていること。 下の写真のように指でタイヤをずらしたときにバルブの付け根が出ない状態にします。こうしておかないと、いつまでたってもタイヤに空気が入りません。
下の写真のようにしっかりとリムにタイヤが落ちていれば、空気を入れることができます。
こちらの写真はダメな状態。バルブの根元が少し見えていますね。これはリムとバルブの根元の間にタイヤがきちんと落ちていない状態です。このまま空気を入れても、膨らみません。
あとはポンプで空気を入れれば出来上がりです。
上記のパンク修理をしたチューブレスタイヤはIRCのRBCC700×25cです。
サイクリング中でのパンク修理についての注意事項
サイクリング中にパンクしたときに、携帯ポンプではチューブレスタイヤに空気を入れるのは無理だと思っていただいたほうが良いです。
CO2ボンベなどでも失敗する可能性は、無きにしも非ず。
ですから、サイクリングに出かけるときはチューブも持参するようにしましょう。
手間はかかりますが、タイヤの穴を塞いでおいてチューブレス用バルブを抜き去った後に、新しいチューブを入れてタイヤをはめます。
タイヤの穴を塞いでおく事で、自宅に戻った後はチューブを抜いてから、タイヤをはめて空気を入れなおすだけで済みます。
- タイヤをはずす
- チューブを抜く
- チューブレスバルブを付ける
- タイヤを付ける
- 空気を入れる
チューブレスタイヤの穴を塞がずにチューブだけ入れて走ると、家に帰ってからチューブを抜いてから改めてパンク箇所の穴を探すという手間がかかります。
- タイヤをはずす
- チューブを抜く
- チューブレスバルブを付ける
- タイヤを付ける
- 空気を入れる
- パンク箇所を探す
- タイヤをはずす
- パンク修理する
- タイヤを付ける
- 空気を入れる
裏ワザ(?)
チューブレスタイヤの場合はピンホールほどの穴のパンクでは、急激に空気が抜けないので、刺さったものを取り除かず、15分とか30分おきに空気を入れながら走るっていう手もあります。(笑)
瞬間パンク修理剤:IRC FAST RESPAWN (ファストリスポーン)
IRCからチューブレスタイヤ専用の瞬間パンク修理剤が販売されています。こういったものを携行するのも良いと思います。2回だけ使いましたが、本当に一瞬でパンクが直ります。チューブレスタイヤメーカーのIRCから販売されているのも安心して使えるところです。詳細は以下のページでも説明しておりますのでよろしければご覧ください。
以上、「自転車のチューブレスタイヤのパンク修理。2つのコツ。」でした。
【広告】